穏やかな秋晴れの中、300名を越える同窓生・在校生・先生方にご参加いただいた。

 このホームカミングデーは、かねてより同窓会で検討を重ね、同窓生同士が母校に集い、旧交を温めるに留まらず、世代を超えた交流を育む新たな出会いの場とし、また在校生、恩師の先生方、保護者の皆様など小学校につながる多くの方々の交流が生まれる催しにしたいと考え、幅広い方々にご参加いただける行事作りを目指してきた。

お化け屋敷

Nigawa 073.jpg そこで、毎年開催されていたバザーで人気を博していた「お化け屋敷」を在校生対象のイベントとして復活させた。これは例年若い同窓生がお化け屋敷を設営し、またお化け役に扮して在校生に奉仕することで母校との絆を大切にしてきた伝統ある行事である。新校舎工事に伴いバザーがなくなり、この大切なタスキが途切れようとしており中高生となった若い卒業生たちも寂しい思いをしていたが、同窓会の呼びかけに対し喜んで力を貸してくれた。




 お化け屋敷の設置にあたっては、卒業生の先生方のみならず、そうでない先生方も前日遅くまで設営にご協力くださった。そのおかげで、例年よりもスケールアップしたお化け屋敷を運営することができ、在校生たちもさぞかし肝を冷やしてくれたことだろう。お化け屋敷チケット

懐かしの恩師の授業

門田 恒雄先生「算数」 同窓生同士は、年次の隔たりがあっても、一人の先生を通してのつながりがある。そのつながりを実感できるイベントとして「懐かしの恩師の授業」を行った。世代の異なる「生徒」が思い思いに教室に集い、恩師の懐かしい授業に出席した。

石井 彪先生「理科」 今回は門田恒雄先生に算数、石井 彪先生に理科、藍澤(芳浦)陽子先生に音楽の授業をしていただいた。卒業生と同様に年を重ねられたはずの先生方は、その年月を感じさせないご様子で授業をされ、卒業生たちは真剣に、また懐かしく耳を傾けた。

藍澤(芳浦) 陽子先生「音楽」

喫茶「やまみどり」

 喫茶「やまみどり」ではグループで懇親いただくため、飲み物とお菓子を用意し、全卒業アルバム、昔の制服を展示した。同窓生たちが集まり昔話に花が咲いていた。

新校舎見学ツアー

 また、「新校舎見学ツアー」として13時、15時30分からの2回、引率つきのツアーを開催し、卒業生の荒山先生が卒業生に、新しくなった学び舎を紹介した。

お菓子のチャリティ販売

 その他にも、3年生がお菓子のチャリティ販売で飛び入り参加をしてくれた。過日、中高学院祭に出演してくれたお礼にもらった文具をタイの友達に送るため、同時にもらったお菓子を買ってもらいその送料にあてようと自分たちで考え、来校する先輩たちに大きな声で協力を呼びかけた。卒業生もその思いに応えお菓子は15分で完売し、立派に卒業生との絆を結んでくれた。

謝辞

 父母の会の役員の方々もせっかくの日曜日にもかかわらず、応援に駆けつけてくださり、登校した在校生たちも安心してホームカミングデーを楽しむことが出来たことを改めて感謝したい。また、行事の多い秋でご多忙の中、惜しまずに力をお貸しくださった小田富也校長を始め、職員の先生方にも感謝いたしている。

ホームカミングデーの未来

 今後も同窓生からの意見も参考にして、実り多きイベントとして育んでいきたく思う。ただ、今回運営の中心となった理事会役員だけではその力に限りがあり、今後は広く学級代表や有志の皆さん、大学生を中心とした若い卒業生に力を大いに力をお貸しいただき実行委員会を組織し、継続行事としていきたく思っており、多くの卒業生のお力添え、そしてご参加をお願いいたしたく思う。