「心理学ってなに?」 4年1組

下津 咲絵 先生(25回 神戸山手大学 准教授)
下津 咲絵 先生
 ご専門の心理学について「心理学ってなに?」というタイトルで授業していただきました。心理学で行われる観察や実験、調査について教わりました。「集団の人間がどのような行動をするのか」という例に、アッシュの実験、ミルグラムの実験を聞きました。何人かが続けて間違えた答えを言うと、自分もそれを言ってしまう、町を歩いているときに数人が上を見上げると自分も見上げてしまう・・・子どもたちも生活の中で体験したことがあるような内容だったので、楽しみながら学ぶことができました。後半は、コミュニケーションについて体験プログラムを通して学びました。「あたたかい言葉」をかけあうことの大切さについて子どもたちは実感出来ました。普段子どもたちが見聞きしない「心理学」という分野から、子どもたちの実生活に結びつく学びを提供していただきました。

「日本料理から学ぶ『和』の伝統と利他の愛」 4年2組 

                   

高井 昌昭 先生(24回 多幸梅フーズ 代表取締役)
高井 昌昭 先生
 (有)多幸梅フーズの代表取締役をされている髙井昌昭さんの授業が行われました。前半はクイズ形式で和食や包丁の種類について分かり易く教えていただきました。印象的だったのが、料理の世界を通して常に感謝することを子どもたちに伝えてくださったことです。後半はカセットコンロを持ち込まれ、子どもたちの前でだし巻きを作っていただきました。どの子も食い入るようにそのだし巻きを見つめていました。髙井さんの料理に対する情熱を、子どもたちは肌で感じたことでしょう。とても貴重な体験をさせていただきました。

「外科系?内科系?医学を学んでどう進みますか?」 5年1組

 日下 泰徳 先生(12回 くさか医院 院長)
日下 泰徳 先生
 中学校への進学を意識し始めた子供たちに、ご自身の小・中・高校時代の体験談を織り交ぜながら、どのような勉強の仕方をすればよいのかをお話ししてくださいました。お話の途中で算数の問題を配布されたのですが、戸惑いながらもせっせと解答していました。その後、グループごとに答えを確認し合って、代表者が解説をしました。すべての解説が終わったところで、「初めからやり方が決まっている問題もあるけど、アプローチの方法がいくつもある問題もある。医者が患者さんの症状を聞きながら、どこが悪いのかを考えるプロセスは、このような算数の問題を解く場合と似ている。」とお話しくださいました。また、知識を持っているだけではなく、行動できること、きちんと周りと対話できることが今の医者に求められているが、これは今の子供たちにとっても大切なことであることを教えてくださいました。

「建築設計とはどんな仕事?」 5年2組

佐野 吉彦 先生(6回 安井建築設計事務所 取締役社長)
佐野 吉彦 先生
  5校時に「建築と建築設計」についてのお話、6校時にワークショップを体験させていただきました。建築のお話は、身の回りにある建築物を例に上げて、設計の概要を伺いました。また、設計図を基にして作られる模型もご紹介いただきました。建築設計が、くらしや社会を支える大切な仕事であることを教わりました。6校時はグループに分かれて、設計図を作る活動を行いました。ノートパソコンを使いながら、学校を改造する設計図を作りました。どのグループも個性的な設計図ができあがりました。最後に、佐野先生から一言・・「建築の仕事をしてみたいと思った人!」「ハーイ!」たくさんの子が手を挙げました。「建築設計」の仕事を体験できたとても楽しい時間となりました。