「残された日々を住み慣れた家で過ごす」

竹原(今泉) 満登里 先生(2回 今泉クリニック 院長)
竹原 満登里先生 在宅診療を積極的に行っておられる医師の竹原(今泉)満登里先生が、在宅医療についての授業を行い、自宅で介護を受けておられる方や、そのご家族が逆境にあっても前向きに喜びをもって生活しておられる様子を、写真を交えて紹介した。
 子どもたちにとてもお年寄りと過ごすことは師の尊厳を学ぶチャンスであり、大切な学習であると説かれた。「人との出会いを大切にしながら、自分の可能性に挑戦してください」という先生のメッセージを、子どもたちは真剣なまなざしで聞いていた。

「未来は君たちの晴れ舞台」

遠藤 博子(藤 京子) 先生(1回 宝塚歌劇団)
藤 京子先生 前回に引き続き、宝塚歌劇団に所属されている遠藤博子(藤 京子)先生が授業をしてくださった。
 宝塚歌劇の成り立ちや舞台裏のお話をされ、華やかな舞台を支える裏には多くの人が働き、どんな仕事も社会にとって欠かせない大切なものであると説いた。
 その後、ダンスやウォーキングの実習が行われた。はじめのうちは恥ずかしそうにしている子も、だんだんと楽しく取り組んでいるようであった。

「伝えるということ」

藤野 恵 先生(1回 株式会社電通 関西支社 京都営業局長)
藤野 恵先生 (株)電通に勤務されている藤野 恵先生が、「伝えるということ」をテーマに授業をしてくださった。伝言ゲームで「伝え合うこと」の難しさと通じ合ったときのうれしさを子どもたちは体験した。
 また一枚の絵からお話を作ることで文章の持つ無限の可能性を説いた。最後に同じテーマで異なる内容のCMを紹介し、普段何気なく見ているたった15秒間のCMにも、映像を通してテーマを伝えたいクリエイターの情熱がつまっていることを伝えた。
 子どもたちはとても楽しそうに取り組んでいた。

「ITの仕事、って?」

古宇田 文夫 先生(1回 住商情報システム株式会社勤務(1972~2006))
古宇田 文夫先生 情報システム会社に勤務されていた古宇田文夫先生が、IT(情報技術)の仕事について授業を行い、「情報システム」の仕事がよく知られていない時代になぜこの職業を選択し、そのやりがいとはどんなものであったかを話した。
 ITの範囲は非常に多岐にわたり、古宇田先生の勤務されていた会社は機械制御やシミュレーションといった専門的な内容から、情報セキュリティや3DCGのような私達に身近な内容まで、様々な分野を取り扱っている。よって単にコンピュータが得意なだけではなく、幅広い知識と経験が求められる。
 専門的な内容も多い中、子ども達はメモを取りながらがんばって耳を傾けていた。